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April 03, 2006

自分のためのメモ

 ニクラス・ルーマン『社会の教育システム』(村上淳一訳、東京大学出版会、2005年)を再読。ルーマンさんはドイツを代表する社会学者で、社会をコミュニケーションによって構成されたシステム(正確には、コミュニケーションが遂行的に構成するシステム/環境の差異。うーん、不正確かも。)として捉える理論的な枠組みを提起したひとです。

 

と書いても、「なんのことやら」と思う人がほとんどではないかと思います。まあ、自分のためのメモということで、ご勘弁を。この本では、教育の世界をシステム理論のことばで再記述することを通じて、教育学的な議論が見落としていた盲点が明らかにされています。

 「どうして教育の世界ではいつも「子ども」がキーワードになっているのだろう? 」「悪口を言われつつも、試験が無くならない理由はなぜだろう」「多くの人が、時にはまったく相反する主張をしながらも『教育の問題を解決しなきゃ』という点では一致してるのはどうして」、などなど、教育の世界の独特な性格を厳密に把握したいという人にはお勧めの本ですが、慣れるまでつらいかもしれません。教育する意図を感じられる訳注の多さも特徴です。以下は、自分のためのメモ。

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